一つひとつの事業所の給食を、さまざまな角度から支える仕事です。
PROFILE
入社8年目のスーパーバイザー(以下、SV)。病院、介護施設、保育施設の事業所を20ヶ所ほど担当している。2024年から係長の任に就き、これまで以上に次世代育成に意欲を見せる。SVの業務については、「一つひとつの事業所を全体から見る仕事。小さな会社の経営者のような感覚に近いかもしれない」と語る。私生活では、0歳の男児をもつ父として子育てに奮闘中。
K.R.さん
2017年入社
入社のきっかけ
食に携わる仕事を志し、給食業界を中心に就職活動を進める中で医療・福祉に特化した当社の給食事業を知りました。志望の理由は、高齢化が進む社会で今後も必要とされ続ける発展性を感じたからです。また、何社か給食企業を受けるうち、面接の雰囲気が一番よかったのが当社です。対等に向き合ってくれる印象を受け、ここでなら自分らしく働けそうだと感じたのを覚えています。
事業所運営だけでなく、ときには現場をサポートし、スタッフとの絆を深めます。
私たちの仕事は、給食事業を受託している医療・福祉施設の運営管理です。お客様との交渉から事業所スタッフの教育・管理まで、業務は多岐にわたります。入社当時は上司や先輩の業務スタイルから学び、自分なりのSV像を固めていくところから始まりました。入社から8年目を迎え、現在自分の中で確立したのは、お客様と現場スタッフに寄り添えるSVであることです。私の場合、必要であれば現場のサポートにも積極的に向かうようにしています。以前、ある施設で夏祭りイベントがあった際は屋台で焼きそば作りを担当しました。お客様には大変お喜びいただけましたし、現場スタッフと一丸となってイベントを乗り切る経験ができて良かったと感じています。取引事業所様と現場で働くスタッフの皆さんとともに一体感をもって事業所運営ができるよう、現場との関わりを大切にしたいです。
お客様からのフィードバックやご要望に対して、真摯に向き合います。
各事業所で月に一度開かれる「給食会議」では、お得意先の施設長様や担当者様、現場をまとめる当社の事業所責任者、そして私たちSVが参加し、前月の給食に対するフィードバックが行われます。お客様から「この料理が美味しかった」「利用者に好評だった」と感想をいただけると自分のことのように嬉しいです。また、お客様のご要望の聞き取りも重要な議題の一つです。たとえば、通常の調理業務から新たに嚥下食用にペースト工程を増やす調理方法のご希望があった場合、作業にかかる時間や必要人員に関わってくるため、契約内容の変更が生じます。その場で契約費用の概算を提示したり、お客様の予算内での対応が難しいときは別の方法を一緒に模索したりします。給食会議は、お客様の生の声を聞ける大切な場です。安心して私たちのサービスをご利用いただくために、今後もご指摘・ご要望を真摯に受け止め、誠実に対応していきます。
一人で抱え込まなくて大丈夫。周囲のメンバーとともに仕事をしていきましょう。
事業所訪問の際、現場スタッフから業務についての相談を受ける場面があります。しっかりと話に耳を傾けて現場の力になるべく努めていますが、自分だけでは適切な答えを導き出せない場合もあります。迷ったときに頼りになるのが、上司や先輩の存在です。アドバイスを受けたり、状況に応じた解決策を一緒に考えたりしています。私自身が上司や先輩に協力を得ながら業務を進めるのと同様に、後輩たちにも私や周りを頼りながら成長していってほしいと思っています。私たちSVは一人で複数の事業所を担当しますが、課題や悩みを抱え込む必要はありません。たとえば、受け持ちのエリア内での人員調整が難しい場合は、他のエリアを担当するSVに力を借りることも可能です。一人ひとりが安心して業務に取り組めるように、これまで以上にフォローし合える雰囲気を作っていきたいと思います。